梅干とお袋の味

こう酸っぱいというかショッパイお話かと思ったら結構ウェットな感じで、やっぱ東京も雨が降ってたんだろうかとか思いました。

バイオリンの師匠のところから駅まで下りて行く途中に梅干し屋があり、前から気になっていたのだが、今日漸く中に入って、キャンディみたいに一個ずつ包装された梅干し各種五個入りパックを買って帰って来る。



あー東京ってやだわまったく。一個ずつ包装した梅干ですってよ奥さん。というか大蟻食さんが入り辛かったくらいだから、相当にハッタリを利かせたちょうスカした店構えなんだろうな。梅干なんて家で漬けるのが一番だろうに。と思ったら新潟の母ちゃんも漬けておられるようですね。そりゃそーだ。

(退化とはあえて言わないが、久々の帰省で首を傾げた経験のある方は結構多いのではなかろうか――なんと言うかこう、ヘルシーと言えばヘルシー、無気力と言えば無気力な感じになっていたりする。数日間滞在すると盛り返してくるが、つまりこれは親を蔑ろにしたこちらの責任だ)。



なんか、ね。ウェットでしょ?なにかあったんだろうかね。うちのおかんは料理なんて全然だめ。つーか婆ちゃんが料理駄目だったらしいから、なにひとつ習ってないって言っていた。つまり僕が食べてきた料理はおかんが独学で作ってきたわけです。創作料理っぽいのもあったよなそういや。おかんの料理の味がおかしくなったのは歳というより薬を飲むようになって味覚がずれてきたからだけど、哀しいものはあるな、やっぱ。ん?なんかヘンだ。

諸君、お袋の味を大切に。



とか、親孝行度とか書かれるとなぁ。調子が狂うぜ。年末年始は帰らないでおこうと思っていたんだけどな。どうすっかな。


ところで、某Gauche氏が送ったぞ宣言した文句のメール忘れちゃあいませんかい大蟻食せんせ?