誤解の素

ま、特になにもなかったので昨日見つけた面白い動画などひとつ。


http://www.metacafe.com/watch/107292/helicopter_shot_down/


Video is temporarily not available


これはyoutubeのようには貼れるんだろか。わかんね。無理っぽい。


ともかく。これが何処で誰がどの組織のヘリコプターを撃墜したのか、何も判らない。というか本物かどうかも判らない。見た感じは本物っぽいけれど、近頃の技術を持ってすればこれくらいのものは作れそうだし。


で、なにが面白いかと言うと、stingerのような対空ロケットランチャーを撃った男がものすごい勢いで“アラーアクバル、アラーアクバル(Allah-hu-akbar)”と躁気味に繰り返すところ。そりゃ興奮するのはわかるけどはしゃぎすぎ。変な薬でもやってるんじゃなかろうか。それともドーパミンだかアドレナリンがどっくんどっくん溢れ出してるからだろうか。


で、これを見た僕は「はぁ、イスラム教徒のテロリストかぁ」などとぼんやり思ったんだけども、上に書いたように、実はなーんにも知らない。それでもこの第一印象は脳みそのどこかに残り続ける。こういうぼんやりとした印象が積もり続けると侮れない威力を発揮するんだろう。そういう人間が大量に居たとしたら、ちょっとやそっとのことでは流れは止められん。土石流みたいなもんだし。で、ここにもう一個よく似た動画がひとつ。


http://youtube.com/watch?v=GB5qMb1qsWY

これはどう見てもCGというかゲームの一場面のように見えるんだけど、同じく、ロケットランチャーでヘリを撃墜するシーンで“アッラーアクバル、アッラーアクバル”という声が聞こえる。一時期、というか今でも躁かもしれないけど、ハリウッド映画に出てくるテロリストの多くはアラブ人というかイスラム教徒だった。ああいう映画だとかゲームでこういった情報が刷り込まれるとどうなるんだろうか。逆も同じ。


文脈から切り離された、断片的なとても短い言葉だって、話した人がローマ法王だったりハンガリーの首相だったりするとトンでもない威力を持ったりする。つーか断片にすることで威力が増す(小泉さんの得意なワンフレーズぽりぽり)。編集者が思うように誘導だって出来るしな。ということで編集者を信用できるかどうかの問題だけども編集者なんて顔も名前も知らない。ということで。


ぼくはだれもなにもしんようしないことにしました。もちろんぼくじしんもしんようしたりしません。といっているぼくもしんようしません。しません。ません。せん。ん。


あ、イスラム教徒ってテロリストじゃなくイラク戦争イラク軍のような正規軍でも戦闘中にアラーアクバル!とか言ってたんだろうか。言ってそうだな。うん。じゃぁキリスト教徒はどうだろ? 言ってないかもしれんな。つーかホームラン打ったあとのバリー・ボンズやらさミー・ソーサみたいなポーズとってそう。日本は思いつかんな。

南無八幡大菩薩、別しては我国の神明、日光権現、宇都宮、那須のゆぜん大明神、願はくはあの扇の真中射させてたばせ給へ、是を射損ずる程ならば、弓切り折り自害して、人に二度面を向ふべからず、今一度本国へ帰さんと思し召さば、この矢外させ給ふな



とか言ってるとたぶん死ぬ。“那須の〜”あたりで死ぬ。