ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

これは一体なんだ?


と思いつつ最後まで読んだけどすっきりしないまま。読み終わっても、はっきりしているのは主人公たち3人の高校生くらいで、話全体はチェーンソー男の顔と同じようにぼんやりしたままだった。なんだかぼんっと放り投げただけの作品。


で、あとがきを読んでようやくわかった。言葉が勝手に湧いてきた、あるいは降ってきた、それを書き続けたものらしい。


そう思って振り返れば、そんなものかと思う。あとがきに書かれた熱込みで読むべきものらしい。らしいばっかだな。


実は僕もこのチェーンソー男そっくりな男を知っている。そいつはチェーンソー男と違いどちらかというと痩身、武器はチェーンソーではなくナイフのようなもの(たぶん剃刀)で正反対だけど、僕は小学生のころから何度も見てきた。なのにな、雪崎絵理ちゃんに変わる子は居ないのだ。ふこうへいだ。


西尾維新の解説は読んでいない。そうか、これはライトノベルだったのだ。すっきりしないまま掴めないままでも最後まで読めたのはこれがライトノベルだったからかもしれない。軽いからスピードがでる。疾走感。ひょっとしたら生もの。


NHKへようこそ』NHKにようこそ!』はどうすっかな。漫画もあるみたいだけど、漫画でもいっかね。


追記:思いついた。ライトノベルってファストフードみたいなもんじゃなかろか。早い安い旨いでOK?みたいな。


悪い意味ではないよ。それはそれで喰いたいこともある。新幹線や飛行機に乗るときに買って読むにはちょうどいいかもしれん。凝った料理とは違うよさがある。そう確かになにかが違うんだな。ファストノベルのほうがあってる気がするな。ダメ?


寝よう。