“人生とは旅であり、旅とは人生である”

特にファンでもないし、キャラメルコーンてあんた!とか思っていたくらいなんだけど。あと文章がいまいちだなとか。

それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。

厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。

これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為

ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。

しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。



ま、全部読んだほうがいいんだけどとりあえず一番のとこを。


こんな人間だったのか!と。そうなのか!と。こんなに分かりやすい人間だとは思ってなかった。まるきり接点のない理解不能な人間じゃないかと思っていた。だから、びっくりした。


泣くしかないなそりゃ。泣け。それしか言うことないな。


で、これそっくりな状況を思い出した。山田風太郎。前にも書いたけどな。

新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)

新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)



ま、本体もそうだけど、橋本治の解説も含む。


最後の最後、敗戦が決定的になって初めて溢れるとかね。なんでもかんでも放り込んどくと決壊したときがね。ま、しょうがない。そうやるしかない人間だっているんだということでお仕舞い。


がんがれよ。