ちょっと思うところあって、著作権についてWebで調べました。対象が音楽だったので、ここはやはりJASRACであろうということでJASRACのHP(一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC)をウロチョロしました。しかし、目的のものが見つからなかったのでJASRACにメールで聞きました。あ、僕が探していたのは著作権の切れた楽曲(編曲されたものでない原曲)のリストです。以下にメールで問い合わせた内容。

  1. JASRACは権利者からの委託を受けて著作権の管理をしている。管理している以上、年年歳歳どんどん著作権が切れてくる楽曲名も把握しているはず。それらを纏めたリストは存在しないのか?
  2. リストがあるならばその入手方法(URL等)を、無いならばその理由を教えて頂きたい。
  3. 著作権切れのリストが無い場合の要望として。JASRACでは社会貢献の一環としてJASRAC会員の会費を原資にさまざまな文化事業JASRAC主催のイベント -文化事業とは-を実施しているが、著作権の切れた楽曲のリスト公開も大きな社会貢献、社会還元事業になりうるので是非御一考を。




というような感じ。で、朝送ったら1時間経たないうちに返信が来ていた。最大手だけあって、従業員が多いようだ。その返信内容はというと


JASRACでは、著作権消滅楽曲のみ一覧表示する形での情報提供は行っていない。
で、おしまい。そのあとに続く部分には著作権が切れているかどうかは1曲ずつJ-WIDというシステム(作品データベース検索サービス)を使って調べて欲しいと書いてあった。ここで作品検索して“信託状況”の部分に“消滅”が表示されるものが著作権が消滅したものらしい。


で、JASRACでは著作権の切れた楽曲の原曲(編曲されてないもの)のデータベース登録を進めている最中だが、すべてを網羅しておらず、上記のJ-WIDにも登録されていないケースもあるので、実際の利用(お金が絡むような場合)に際してはJASRACに照会するほうが確実であるらしい。


や、このデータベース登録というものがJ-WIDシステム用なのかどうかは微妙なところだが、実際J-WIDでは“消滅”が表示される原曲もあるわけで、信託状況欄が“消滅”となっているものだけをずらーーーっと表示させることがそんなに難しいことだとは思えない。だってコンピュータで管理することのメリットでしょ、こういった作業は。よくわかりません。


ま、社会貢献としての文化事業をされているということで、それは立派なことだと思うんだけども如何せんその内容に全く惹かれない(個人的な趣味の問題だけど)のね JASRAC文化事業コンサート 少年少女のための音楽鑑賞会 『音楽職人が創るステージ〜あの音、あの曲、その素顔〜』岩手公演  とかJASRAC 文化事業 -スケジュール- JASRAC講座 ミュージック・ジャンクション 〜ワールドミュージック〜


そりゃレコードじゃなくてホールで本物のオーケストラの演奏を聞くことで、音楽に興味を持つこともあるんだろうけど、いろんな曲を著作権を気にせずにupしたり放送できるほうがずっと音楽を身近に感じることができると思うだけどな。大体、文化事業の協力団体(共催、後援、協力)のほとんどが地方公共団体やら教育委員会JASRAC 文化事業 -パートナー募集-)なんだよね。僕も小学生のころに学校が用意したコンサートを何回か聞いた記憶があるけど、はっきりいってツマランかった。このへんの金の流れもチェックしたほうがいいよ、会計検査院。適正な価格になってるかどうかチェックしたほうがいいよ。??