負けられない 12月2日 京都

なぜだかよく判らないけれども(きれいな写真を見すぎた所為?)、このところココロ社&merecoのご両人に負けられないという思いを強くしてきたわたくしですが、無謀にもお二人と対決せんと写真撮ってきました。まぁ私の直感はこのお二人、実は同一人物ではないかと、こうササヤイテいるので、実際はタイマンであろうと思うのでございます(少なくとも兄妹あるいは従兄妹くらいだな)。ま、そんなことは置いといて。


もうね、写真撮るだけのつもりでお出かけなんてウン十年ぶりのことでして、しかも仮想敵がはてなセレブのお二人ということで肩に力が入りすぎて疲れてしまい行きの電車で寝むりこけてしまいました。終点だったから助かったものの危ないところだった。撮らせずして勝つ。孔明も真っ青、なんという策士ココロ社


地下鉄に乗り換えて蹴上まで移動。地表にでて晴天のなかトコトコ歩いて一路南禅寺へ向かったのでした。

南禅寺

いやぁ、恥ずかしながら南禅寺、初めてでございました。行ったことがあるような気がしたのは屹度藤田まことの『京都殺人案内』の所為です。意味も無いのにかならず南禅寺の疎水に立ち寄るんだもん音川音次郎!ああ、クロード・チアリの曲が頭をよぎる。


で、敷地に侵入したところこんな感じ。





人が多い。結構朝早かったのに。紅葉の様子はといえばもうピークを超えた感じでちとつらいかと。で、朝方にいったということで面白い光景を。





茅葺じゃないな、桧皮葺の屋根かな。朝露に濡れた屋根が朝日に照らされて水蒸気が立ち昇っていた。結構きれいだったけどあんま上手く撮れてないな。屹度頭に血が昇っていたからだろう。





じゃまなんだもんバン。しかも2台も。


まぁおちつけ俺。心機一転巻き返すべく深呼吸いっぱつ。トコトコあるいて山門をくぐる。本気。





うわぁ〜やっちまった。いかにも。なのを撮ってしまった。ごめんなさい大蟻食閣下。


写真で自信を失ったときどうすればいいのか。それはね、マクロ、接写ですよ。接写だと誰がどんな風に撮ってもなんだか上手くなったような気がするんですね〜、ふ・し・ぎ♪





苔が好き(←“海がすき”のつもりで)。でもなぁ、ピークを過ぎている所為で落ち葉の色が乙女というよりお婆になってしまっていて台無し。はぁ。とはいえ、お婆色でも量があれば結構見られるもんです。





まぁおばちゃんが掃き寄せてたんですけど。





というのは冗談でうでう。苔に紅葉はいい。たとえどどめ色であっても。





他にも過剰な感じを漂わせるお庭とか色々。






南禅寺。まぁ悪くはなかった。だがしかし。朱印が出来合いってどうなのよ。印刷じゃありません、手書きですとか言ってたけどさぁ。いちまい300円、にま〜い600円とか思いながらサラサラ書いてるんだろうな糞坊主めなどと思うとむかつく。黒塗りのイヤらしいベンツとかさ、どうなんよ坊主。金取りすぎだろと思わざるを得ませんでした。折角の快晴だったのにな。ぷんぷん。


とまたもや頭に血を昇らせて南禅寺を後に永観堂をめざし北へ。と、南禅寺からでたところで面白いものを発見。





正的院というお寺の屋根に乗っかった狛犬さま(?)がかわいいやら面白いやらでスッカリ機嫌が直った。阿吽というけど阿というよりニヤニヤ。これ欲しい。『正的院の狛犬欲しい!』とか書けばプレゼントとかやってよ近藤社長


機嫌が直ってトコトコ歩いているとまたへこむ。何がってすげぇ高級住宅街なの。一生片足さえ踏み入れることがなさそうな文字通りのお屋敷が並んでるの。の。どんな人が住んでるんだろう。止めてある車を見る限り糞坊主と似たり寄ったりの品のなさそうな感じなんだけどなぁ。などと、ルサンチマン振りまきつつ哲学の道をあるく僕は一体。


ということで永観堂到着。

永観堂

永観堂入場料拝観料はなんと1000円。通常500円のところこのうつくしい紅葉の季節、旨みたっぷりの2倍2ばーいです。


ということで躊躇。入る前にウロウロして柵の外から撮った一枚。





うわぁああ、またやっちまった。ごめんなさい大蟻食閣下。


だけども折角来たのだし、どうせ来年以降来たって一緒だろうし晴れてるからGO!ということでとつにゅる〜!


ということでもじゃもじゃ野口さんとお別れして突入した。しかしね。なんだかね、軸物とか屏風とか仏像を特別展示してたんだけど、その展示の様子がね、もう片手間もいいとこ、“あー!うぜぇうぜぇめんどくせーな!別にええやろ特別展示なくても1000円だせや!”見たいな雰囲気がもうもうと立ち込めている。撮影禁止とか書いておいて蛍光灯が床においてあるだけで特に美術品に気を使っている様子も無く。屏風も床に直置きしてあって見づらいことこの上なし。狩野永徳さん見たばかりだからか、もう展示法が許せないくらい酷かった。


とはいえ、朱印はちゃんと頂きました。南無。しかもさ、展示を一回りしたあとに、入り口の横にある小さな窓口へいって受け取るんだけどさ、ここにいた女の子がもうね、めちゃくちゃかわいいの。昨日みた中で一番かわいい。昨日見た中っていっても凄い人だったからなぁ。相当なもんだ。あれだけで1000円は許す!へぼ展示も許す!永観堂ばんざーい!(追記:白い札60番ですはい。見るからにキモヲタですがどうでしょうか?貰ってくれませんかお嬢さん)


というのは本気ですが、庭も凄い。庭というか境内が広い広い。建物が巨大。南禅寺も大きかったけどさらに凄い。もう権力だいすき!お金だいすき!エロだいすき!なまぐさぼーいずです!見たいな。荘厳というより権力!権力!(←ダイナマイト四国つもりで)という雰囲気が凄く出ていてとても感動しました。歴史って凄い。京都の大本山は全て宗教法人やめて一般法人扱いでいいと思います。昨日だけでも数百万は行ってるよなぁ。文化財保護とか言ってるけどあの展示見るとどうも怪しい。ま、文化庁もイマイチ信用できないからな。信頼できるなら国が取り上げちゃってもいいと思うんだけど。坊主どもには清貧を望む!アフリカへ行け。アジアへ行け。南米へ行け。って貧困だらけだな地球って。


おっと。写真を撮りに来たのだった。





やっぱり庭はすごかった。すごかったのに色が再現できとらん;むずかしいな。ということで癒しのマクロ。





お堂の中も結構よかった。





実はこれ撮ったとき、これが頭にありました→大原20071129 107 on Flickr


……きぃ!むっきー!ま、負けた。おかあちゃん、め、めれこはんにまけてしもた。ごめんや。


やっぱりいきなり勝つのはむずかしな。大体思ったような色に撮れてない。結構絞りや露出いじったのになぁ。今のところはまだフィルムの方が分かりやすいか。


と、閑話休題永観堂でも発見しました。癒しキャラ。





なぜかお鼻のながーいゾウさんがいらっしゃいました。まぁ、普賢菩薩がゾウに乗ってるので仏教では珍しくないのかもしれません。ということは反対側は文殊菩薩の乗っている獅子かと思ったのですがこちらもゾウさんでした。





ちょっと怖いか。永観堂は建物も多いが庭も広くて紅葉だらけ。ということで紅葉三連星、暖色のジェットストリームアタック





はぁ。もっといっぱい撮ったけど疲れたのでとりあえずここまで。永観堂からさらに北上して真如堂へ行ったんだけどまた明日。